親知らず
親知らずが生える時期
親知らずは「智歯」「第三大臼歯」とも呼ばれる、一番奥の位置に生えてくる永久歯です。親知らずが全て生えている場合には上下左右に1本ずつ計4本となります。生え方や生えてくる本数には個人差があり、1~3本だけ生えてきたり、4本全てないという方もいます。親知らずが歯肉の下に埋まったままの状態(埋伏歯)というケースもあります。
親知らずが生えてくる時期にも個人差はありますが、一般的には10代後半~20代くらいとされており、親も知らないうちに生えていることから親知らずと呼ぶとも言われています。当院では、下歯槽神経近くに親知らずの根がある場合、連携病院に紹介させていただいております。
親知らずは
必ず抜歯するべき?
抜歯をおすすめするケース
- 虫歯で神経に炎症を起こしている場合
- 痛みや腫れなど再発を繰り返している場合
- 歯並びを乱す原因となりそうな場合
抜歯しなくても良いケース
- 真っ直ぐ正常に生えている親知らず
- 汚れを適切に除去できる親知らず
- ブリッジに利用できる親知らず
抜歯後の注意点
- 大切な予定の直前は避ける親知らずを抜歯した後の数日間は腫れや痛みが続く場合がありますので、大切な予定の直前などは避けた方が良いでしょう。なるべく安静にできる時期に予定を組むことをおすすめします。
- 20代~30代のうちに骨は年齢が浅いほど柔らかいことから、多くのケースで若いうちの方が抜歯をしやすくなります。年齢を重ねるほど骨は硬くなるため、抜歯後の回復にも比較的時間を要しやすくなります。親知らずの抜歯は、なるべく早いうちにする方が良いでしょう。
- 妊娠・出産前に妊娠中は薬の服用が制限される場合が多いため、抜歯が適用できないケースがほとんどです。産後は通院が難しい場合も多いですので、なるべく妊娠前または出産される前の時期におすすめしております。
- 痛み・腫れの症状がない時期に痛みや腫れなどの症状が出ているときは、麻酔の効きが悪くなってしまう場合がありますので、抜歯を行う際は痛みや腫れが起こる前、あるいは症状がおさまってから行います。